なんで購入したか不明。ただし、先ほど読んだ、中国かする日本に引用されていたので、続いて読了。
こんな連休の晴れの日に読書ばかりしているのはもったいないな。明日は出かけよう。晴れだといいな。
ちなみに、読書の間にクロークのワイシャツをクールビズ用に全部とっかえた。
(1)徳川幕府制度は、武家領主階級と農民・町人のあいだに新しく契約がかわされることによって成立した、それなりにリーズナブルな国家であり、社会であるのだ。(p295)
戦国時代のアナーキーは農民にとってもリスクが高かったと言うこと。
(2)16世紀という時代は、惣村内で侍衆という階層に結集した有力農民が、戦国大名の家臣団に組み込まれ、さらに織豊家臣団、幕藩制家臣団の中核をなしていく一世紀だった。(p220)
(3)(戦国時代末期には)使い甲斐のある主人とは、この人についていけば、近隣に覇を唱えることができる、さらには歩を進めて天下をとることができると期待できる主人にほかならない。(p201)
渡辺氏は、一生懸命マルクス主義歴史観を否定するが、自分としては、司馬遼太郎の小説とは随分違う世界だったという印象が強い。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2012年5月5日
- 読了日 : 2012年5月5日
- 本棚登録日 : 2012年5月5日
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