死香探偵-哀しき死たちは儚く香る (中公文庫 き 40-12)

著者 :
  • 中央公論新社 (2020年3月19日発売)
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本棚登録 : 420
感想 : 33
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潤平くんの空気を読む能力というか、どう波風立てず人を動かすか、そういった能力がまた一段と上がってきた気がする。
その分、食べられなくなっている食品も増えてきているけれど。
それを補う勢いで風間先生との絆が深まり続けているけれども。
いや、あのいちゃつきっぷりは誤解も招く。
二人の仲の良さも一段どころか何段跳びでも上がってきているぞ。
もう好きにいちゃつけ(諦めた)

今回は情報が多すぎて、逆に匂いでは犯人を絞り込めないという新しいパターンが楽しかった。
また嗅覚を封じられるという危機的状況にもびっくり。
幸い今回は一過性で済んだけれど、ライバルがライバルだけに油断できない。

このライバルがまた予想していなかった方向性で攻めてきたのには、驚きを通り越してどん引いた。
そこまでするか、お前……(詳細は本編を読んでくれ)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(作者名:か行)
感想投稿日 : 2020年4月12日
読了日 : 2020年4月8日
本棚登録日 : 2020年4月8日

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