外交関係って、人間関係と対比して考えることができるんだろうな。佐藤氏の本でも、外交のいろんな知識を詰め込んだ本というのは、ふ~んとは思うものの、俺にとってはそれほど楽しめていないことに気がついた。一方で、国と国の関係も人間関係と同じようにいろんなシグナルを送ったり、相手の立場を慮ったりもして、進めていくんですよという話は楽しんで読めるんだよね。
元外務事務次巻という組織のトップを務めた藪中氏と、その組織を追われた佐藤氏。どんな対談になるんだろうと思ったけど、そおゆうことはあまりふれずにさらりと流していた。以前、藪中氏の単著を読んだとき、元外務官僚が役所を出た後、内部事情をメディアに流すのはどうか、という話を書いていたから佐藤氏に対して批判的なのかなと思ってたんだけど。外交の当事者としての話というかな。そういう部分、いろいろ楽しんで読ませてもらった。
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- 感想投稿日 : 2017年12月19日
- 読了日 : 2017年12月18日
- 本棚登録日 : 2017年12月19日
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