SF作家、半村良さんの青春小説。
スカッとした青春小説が読みたいと思い手に取ったら、その前に1977〜1978年の世相が横たわっていた。
「受験戦争」、「受験地獄」
体育教師までもが、放課後のクラブ活動を良しとせず、早々に帰宅させ、受験勉強を推奨する。
それに反旗を翻す形で、高校2年生になりたてのダッシュとデカは、おっかなびっくり、野球を一緒にできるメンバーを集め始める・・・。
44年前に発刊された小説のため、高校生同士の会話、家族の会話が素直すぎて隔世の感がある。
調子の良い設定・展開だが、マイルドな読後感を味わいたい方はどうぞ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年4月10日
- 読了日 : 2022年4月10日
- 本棚登録日 : 2022年4月10日
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