作者は元トンプソンツインズのメンバーで、今はディスカバリーチャンネルの科学番組のコンサルタントなどをやっているそう。へぇー、今度チェックしてみよっと。
イギリス・オックスフォードでの連続殺人事件。若い女性が臓器を抜き取られ、代わりに古代のコインが残される謎めいたこの事件に興味をひかれた作家のローラは、元恋人のカメラマン・フィリップと共に事件について調べてゆく。
次第に占星術がキーワードになっていること、1851年にも似たような事件が起こっていたことを突き止め、かつての事件にはニュートンが関係していたことを知る。
現代の<マスター>と<守護者たち>との戦いの決着は・・・!?というストーリー。
描き方はダン・ブラウンに酷似。読みやすくていいけれど、ただもう少しひねりが欲しいというか・・・ミスリード的なものが欲しかったなぁ。
犯人がわかりやすかったので、「これはきっとミスリードだろう!意外な他の人物が、真犯人に違いない!!」と期待していたら、そのままその人が犯人で拍子ぬけ。
過去の事件の方も、「実は○○、イイもんの方?何かどんでんがえしがある?」と想っていたのにそのまま話が進んで2度がっかり。
知的興奮を呼び覚ますほど、蘊蓄も語られてませんでしたよ。
って「ダヴィンチ・コード」と比べちゃダメなのかしら??
あ、<守護者たち>のリーダーの正体だけは意外性ありましたね。
なので☆ひとつ増やしました~。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外
- 感想投稿日 : 2010年10月14日
- 読了日 : 2007年10月29日
- 本棚登録日 : 2010年10月14日
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