鏡の森

  • 産業編集センター (2004年10月1日発売)
3.07
  • (2)
  • (7)
  • (30)
  • (2)
  • (3)
本棚登録 : 105
感想 : 18
2

タニス・リー版の白雪姫。
表紙のイラストについては賛否両論のようだけれど、私の個人的な好みで言えば、「あり」。
話自体もギリシャ神話のハデス・デメテル・ペルセフォネのくだりが盛り込まれていて、深みが増していると思う。また、王の名前がドラコだったり、女王の恋人が、狩人オリオンだったり、登場人物にそれぞれイメージをかきたてられる名前がつけられているのもおもしろい。
惜しむらくは訳が好みではなかった事。ほとんどが英文のままの配列で、直訳っぽい感じが否めない。
タニス・リーは井辻さんの訳がベストだなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外
感想投稿日 : 2009年11月18日
読了日 : 2006年11月28日
本棚登録日 : 2006年11月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする