タニス・リー版の白雪姫。
表紙のイラストについては賛否両論のようだけれど、私の個人的な好みで言えば、「あり」。
話自体もギリシャ神話のハデス・デメテル・ペルセフォネのくだりが盛り込まれていて、深みが増していると思う。また、王の名前がドラコだったり、女王の恋人が、狩人オリオンだったり、登場人物にそれぞれイメージをかきたてられる名前がつけられているのもおもしろい。
惜しむらくは訳が好みではなかった事。ほとんどが英文のままの配列で、直訳っぽい感じが否めない。
タニス・リーは井辻さんの訳がベストだなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外
- 感想投稿日 : 2009年11月18日
- 読了日 : 2006年11月28日
- 本棚登録日 : 2006年11月28日
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