牛敷城下の寺子屋で算法の師範として出入りしている、彩菊。
下級藩士、車井孝之進の娘だが、子供のころから算法に魅せられ、算法を友としてきた。
そんな彼女が奉行に呼び出された訳とは。
賽子の目、部屋に敷き詰める畳、釣り合う天秤。
算法で妖を退治する彩菊の名はいつか藩を越えて知られて行く。
女子大生の会計の話でこんな感じの本があったけど、あれよりもテンポよく、事件も解決も楽しい。
どっちにしても算法の詳細は、私にはピンとこないのが残念。
そして、この表紙と挿し絵、もう少しナントカならないかなー。
でも面白かったので、チビくんにも託してみる。
「こいつ、スゲー頭イイね。ようはこのサイコロ、後出しジャンケンみたいな感じ?勝てっこねー。」S12
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
楽
- 感想投稿日 : 2017年1月17日
- 読了日 : 2017年1月17日
- 本棚登録日 : 2017年1月11日
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