選ばれる男たち-女たちの夢のゆくえ (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2009年7月17日発売)
3.62
  • (9)
  • (17)
  • (20)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 181
感想 : 25
3

以前読んでいたが2017年4月に再読。

性的に選択されることがなくなった"おばさん"がいかに強かにこの国で生きているかがわかる一冊。
石川遼やヨン様におばさんたちが熱狂するのは性的欲求の発露だというのはおぞましくも人間的だ。

また、後半には筆者がカウンセリングで出会った女性たちの話からいかに日本的な家族像の中で女性たちが苦しい生き方を強いられてきたのかがわかった。特に公務員夫の妻の話は後半涙なしには読めなかった。

何かについて明確にわかる!という本ではないが、じんわりと心にくる新書だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年5月10日
読了日 : 2015年8月17日
本棚登録日 : 2015年8月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする