以前読んでいたが2017年4月に再読。
性的に選択されることがなくなった"おばさん"がいかに強かにこの国で生きているかがわかる一冊。
石川遼やヨン様におばさんたちが熱狂するのは性的欲求の発露だというのはおぞましくも人間的だ。
また、後半には筆者がカウンセリングで出会った女性たちの話からいかに日本的な家族像の中で女性たちが苦しい生き方を強いられてきたのかがわかった。特に公務員夫の妻の話は後半涙なしには読めなかった。
何かについて明確にわかる!という本ではないが、じんわりと心にくる新書だ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年5月10日
- 読了日 : 2015年8月17日
- 本棚登録日 : 2015年8月17日
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