ベルリン1919 赤い水兵(下) (岩波少年文庫)

  • 岩波書店 (2020年2月16日発売)
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本棚登録 : 192
感想 : 15
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 ドイツと一般的に呼んでいますが、正式にはドイツ連邦共和国(Bundesrepublik Deutschland)という名称で、1990年に統一ドイツとして出発した新しい国なのですね。
 その新しい国の少年たちにクラウス・コルドンは「歴史」を学ぶことを世にかけているかのようです。
 ドイツ100年の近代史が1919年の悲劇で始まるこの物語が、少年だったヘルムート・ゲープハルト君の目を通して描かれていることがすばらしいと思いました。彼が伝えたいのは、あらゆる社会において「自由とは常に異なる考えを持つ自由です」というローザ・ルクセンブルグのことばの普遍性だと思いました。
 ブログでもクドクド書きました。できれば覗いてみてください。​
 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202111040000/

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本・童話・子どもたちへ
感想投稿日 : 2022年3月14日
読了日 : 2021年11月6日
本棚登録日 : 2021年7月10日

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