評論家・宮崎哲弥による新書の書評本。
月刊誌に連載されていたのをまとめたものです。
読んでから初めて知ったけど
連載中毎月60〜100冊出る新書すべてに目を通した上での
評論ということでまさに博覧強記とは
このことだと感じた。
ということで信頼度はばつぐん。
今はこれを頼りに新書を読み漁っています。
確かに難しくて理解に時間を要するけども
はずれは今のところナシ。
個人的には
第二章で取り上げられていた
「議論のウソ」が興味深かったと思う。
ってこんな偉そうなこと書きながら
紹介されたものを全部読み切るには
1年はかかりそうです。
ちなみに最後の章にworst本が紹介されているけど
ベストセラーになったものも
内容に問題があれば容赦なく
一刀両断にされていて面白かった。
ただ残念ながら
専門ではないからなのか
「科学」の章が少し弱くなっている。
あと小難しい文体が必要ないんじゃ・・と思うぐらい
多用されていてちょっと鼻についてしまう。
もう少しかみ砕いて書いてくれたら
分かりやすくなるのに。。
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カテゴリ:
教養
- 感想投稿日 : 2009年4月1日
- 本棚登録日 : 2009年4月1日
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