苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」
- ダイヤモンド社 (2019年4月11日発売)
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就職する娘に対して贈る言葉という体裁で書かれた自己啓発書である。題名から想像できるほどの苦労はしていらっしゃらない、きわめて前向きな方の半生記という書物だ。
ビジネスエリートが考える世界の捉え方がどのようなものなのかは本書では分かりやすく書かれている。自分の娘に宛てて書いた形をとることで、嫌味なく上から目線で書かれているからだ。
書かれていることは真っ当であり、間違ったことはほとんどない。でもそれを言ってはおしまいだということも少々含まれている。それも子供に宛てた内容ということで許されるのだろう。
意気地のなくなった現代の日本人にはこのくらいのアジテーションが必要なのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
単行本
- 感想投稿日 : 2019年8月19日
- 読了日 : 2019年8月19日
- 本棚登録日 : 2019年8月19日
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