人気作家・完璧な牧師夫人・優しい母親という役割をすべて果たし、人々に崇拝された「赤毛のアン」の作者モンゴメリー。しかしその人生の内側には、肉親の温もりに欠けた少女時代、愛情薄い結婚生活と夫の病気、愛する者との別れ、そして「アン」を超える作品を生み出せない作家としての苦悩など、希望に満ちた作品世界とは裏腹な深い「闇」が隠されていた……。自立した女性として激動の時代を生き抜いたモンゴメリーの晩年を、ある少女の目から描く、モンゴメリーへの鎮魂歌。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2011年5月13日
- 読了日 : 2010年8月1日
- 本棚登録日 : 2010年7月20日
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