シェアハウスで亡くなった照は、死んでいるけどそのへんを飛び回っている。
勤務する銀行で金を横領する女性、いつも怒ってるイタリア料理のシェフ、たいした仕事もないくせに喋り続ける役者、毎朝赤い茶を入れ続ける女。シェアハウスには変なひとばかりだ。
シェアハウスを管理する不動産屋の男もなんだか訳ありな様子。
照は仕事として多くの男と寝ていて、亡くなる前日はシェアハウスで乱交パーティーを行う。
赤い茶を入れ続ける女とイタリア料理のシェフは元夫婦だった。シェフと行為に及んだ照に嫉妬したのか、赤い茶の女は照の飲み物に薬を入れた。シェフは照が裸で寝ているのを見て見ぬふりをした。
事実が明らかになっていく様子を、照も浮かびながら見ている。
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シェアハウスの掃除ってどうなってるのかな、と思いながら読んだ。トイレとかお風呂はすぐに汚れるから掃除は必須なはず。このひとたちは掃除どうしてたんだろう。当番制なのかな。
不動産屋の曳田さんがしょっちゅう出入りしていたみたいしだし、彼が掃除してたのかもしれない。
掃除のことは置いておいて、物語としてはどうだったんだろう。
おかしなひとが何人もでてきた。色んなことが明らかになったのは、シェフと赤いお茶のひとだけだった。ほかのひとの事情についてはあんまり掘り下げられなった。
奇妙な役者、妹尾真人についてもっと知りたいような、知りたくないような、そんな気持ちだ。
- 感想投稿日 : 2023年5月23日
- 読了日 : 2023年5月22日
- 本棚登録日 : 2023年5月22日
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