植物学者によるタイトル通りの1冊。Prime Readingにて読了しました。
本著を読んでいて思ったのは、1文が短い。これは素晴らしいメリットで、まさにプレーン・ジャパニーズで無駄に脳を使わずに済んで、寝る前のちょっとした時間に読むのに最適でした。
あと、構成も○。小麦、稲から始まって、最終章が桜というのは非常に素敵だなと思いました。
そして読みやすい中にも、しっかり納得できる知識があるのも良いところ。確かに、世界史は植物に大きく動かされてきたんだなぁと肯かされます。
その知識も、純粋に植物学のもの(単子葉植物は単純だが「スピード重視」で余計なモノを省いて進化した形だ等)もありつつ、そこから発展させた考察(日本の隣村との距離の近さ=イネによって少ない農地で多くの人が食べていける環境だった等)は教養に溢れていて、良い文章に触れたなぁと嬉しくなりました。
さすがに、感動するとか泣けるとかそういうのは無いですが(笑、とにかく読みやすいので、プライム会員の方ならとりあえずリストに入れてみて良いのではないでしょうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2024年1月30日
- 読了日 : 2024年1月30日
- 本棚登録日 : 2024年1月24日
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