人生の終わりに何をしたいか
主人公たちの若さで考えるからこそ
それは未熟さと切実さを伴っていて
どうしようもない、ままならなさと理不尽さに
何だか申し訳ない気持ちにもなり
いっとき話題になって自分も思い描いていたことを思い出した
隕石が衝突するとしたら、最期どうしていたいか
普通に事故や病気で死ぬよりは、とても潔くて
一瞬で終わるだろうから苦しくもないし、ともすれば流れ星が綺麗かも!なんて思っていたけど
きっといざその瞬間になったら怖くて怖くて直視できないだろうなともわかっていて
振動とか温度とか風とかが終わりの爆音を響かせていて
だからその瞬間は家族といたいと思ったけど
それまでに何をしたいかは考えていなかった
そうでなくても1日1秒進むごとに
自分は死に近づいている
そう考えれば踏みとどまっていることが
とても勿体ないと思えてきて
もっと前に進める気がしてきて
ひとって皮肉だな、と思わずにいられない
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル(日常・恋愛)
- 感想投稿日 : 2023年5月8日
- 読了日 : 2023年5月8日
- 本棚登録日 : 2021年4月11日
みんなの感想をみる