魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣

著者 :
  • 文藝春秋 (2021年9月10日発売)
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感想 : 24

尾道の図書館で読む。
ジョニー・デップ主演映画「MINAMATA」鑑賞時、ネットで背景を確認して入浴図が遺族の意向により公開が停止されていることを知った。本書では遺族の言葉を引用して詳しく書かれているのだが、映画にはなぜ使われたのか、そのあたりははっきりしない。
土門拳の被爆者を撮影した写真の被写体となったひとたちも、土門が数年後に再撮影を求めたときには拒否したときく。土門はそうした被害者たちの姿勢に怒ったらしい。
本書によると撮影した写真家に著作権があり、被写体にはなんの権利もないと書かれている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年9月15日
読了日 : 2022年9月15日
本棚登録日 : 2022年9月6日

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