後世伝えられる歴史は、勝者の歴史であるとはよく言われる言葉。
織田信長が生きた時代の後に、豊臣秀吉が天下を取り、さらに家康が全国を統一した国家として樹立し、300年間も治世を続けた。
その信長、秀吉、家康がみな同じ時代を生きたのだから、今に伝えられた歴史が、徐々に塗り替えられていったことは間違いないと思う。
うつけと言われる織田信長が、どうやって今川義元を破り天下人として名乗りを上げたか、そして、なぜ信長は本能寺で討たれねばならなかったのかなど、織田信長にまつわる疑問符について、古文書等を再度精査、構築し、真実を探る。
という内容の本ではあるが、筆者の建てる仮説に古文書の具合の良い部分を探して切り貼りしているようにも読めるので、こんな解釈もあるよというひとつの意見として読ませていただきました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2016年10月14日
- 読了日 : 2016年10月14日
- 本棚登録日 : 2016年10月14日
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