購入:2012/5/27
BLIND TARGETのラジオドラマ放送当時は、「リリーナにラブラブなヒイロにびっくり!」みたいな感想が多くて、なんじゃそりゃ~、そんなのヒイロじゃねえ~、と思って、BTは自分の中で正史に入っていなかった。
でも、今聞いてみると、優しすぎなヒイロに「誰や、おまえ」とツッコミたくなるものの、
(1) 誕生日にサプライズプレゼント、しかもかわいいテディベア(TV最終回)
(2) さらわれたと知って速攻で助けに行く、しかもラストは「お前を殺すが、俺もあとから逝く」をやってのける(EW)
(1) と (2) の間にある物語としては、「アリ」かな、と思えるものだった。
(1) のような優しさを、(今まで出したことのなかった)言葉に出したのが、シャトル内での会話だろうし、(2) の行動に出たことも、BTラストでの行動があることで、理解しやすくなる。
お話としては、ラジオドラマに比べ短くまとめられ過ぎていて、クリスたちの怨念の深さとか、Gパイロットたちの絡みとかがだいぶ省かれてしまい、とくに悪役が薄っぺらく見えてしまって、イマイチだった。
絵柄は、村瀬さんの設定画に似せるのは難しかったんだろうな~。2期OPのカトルのうつむき顔とか何回も出て来たし、ヒイロの斜めからにらむ目線とかも何度か出て来た。設定画がテンプレートになっていて、表情の動きがあまりなく、能面っぽかった。
あと、表紙は高乗陽子さんで、当時の絵柄とはかなり変わってしまっていた。かえって載せない方が良かったんじゃないか?
- 感想投稿日 : 2012年5月29日
- 読了日 : 2012年5月27日
- 本棚登録日 : 2012年5月29日
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