幽霊詐欺師ミチヲ2 招かざる紳士淑女たち (角川ホラー文庫 く 2-2)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年9月23日発売)
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感想 : 19件
2巻。今回も中編2本。霊感商法詐欺師に霊感商法をふっかける「神のいる町」と、幽霊夜這いゲームをする羽目になる「招かれざる客」。
「神の〜」は霊感商法と言っても、あまりその辺の駆け引きのようなものはメインに無く、相手も後半以外は綺麗な外観をしているし、スプラッタ描写があまり無い所為か、オチ的にも珍しくちょっと綺麗な印象。その分カネコが存分にミチヲを汚してくれておりますが(苦笑)。
「神の〜」から謎の人物ミシェルが絡み始め、「招かれざる〜」ではぽんぽん丸、そしてゲームを仕掛けてくるサカキなど、今後も登場してきそうな新たなキャラクターが登場。マミコさんもちゃんと居ります。
スプラッタ描写がちょっと笑えてきたり、ミチヲも霊に耐性がついてきて余裕が出てきたり(泣きすぎだけど)、ミシェル達が絡む事でカタリの立ち位置がはっきりしてきたりして、物語としての抑揚がついて面白くなってきた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年7月25日
- 読了日 : 2012年7月25日
- 本棚登録日 : 2012年7月25日
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