久しぶりに『館』(ここでは『堂シリーズ』だけど)に着手。
数学者と奇異な建築物。
とにかく大筋のミステリ部分以外の情報(数学の理論?)が多すぎて
私の貧困な脳細胞では内容が掬いきれない。
それでも情景を想像し、空気感を夢想し、登場人物を勝手にキャスティングし、
大がかりな仕掛けがあると踏み、推理しながら読み進めた。
そういう意味では現実的ではない世界観はとても楽しめた。
果たして殺人トリックについて推理は大きく裏切られることはなかったので満足満足♪
私にはあの数学の理論?をほんの少しでも理解というか、飲み込もうという気力が無い。
「次はいいかなぁ」と思ったら、
エピローグで「次も読まなきゃいけないじゃんっ!」と若干の絶望感に陥った。
森博嗣と綾辻行人と篠田真由美をギューギューと濃縮したような読後感だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2021年2月6日
- 読了日 : 2021年2月6日
- 本棚登録日 : 2021年2月6日
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