鬼神

著者 :
  • 中央公論新社 (2017年3月8日発売)
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感想 : 11
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これは、この国にまだ神と鬼がいた頃の物語。
平安中期。源頼光と「頼光四天王」渡辺綱・卜部季武・碓井貞光・坂田公時と大江山の鬼 酒呑童子の交流と戦い。
中央にまつろわぬ民を「鬼」と呼び、私欲のために理不尽に排除しようとする藤原道長
まつろわぬ民を「式神」と呼び、使役する安倍晴明。 
ただ、平穏な生活を守りたかった山の民の長「朱天」
その板挟みで葛藤する武の棟梁「源頼光」そして坂田公時。
「朱天」や「頼光」の清々しさにくらべ、道長・清明のゲスっぷりがまさに「鬼」
同じ舞台では「童の神」がありますがこちらの方が好みかな・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・時代・伝記
感想投稿日 : 2022年10月16日
読了日 : 2022年10月16日
本棚登録日 : 2022年10月16日

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