これは、この国にまだ神と鬼がいた頃の物語。
平安中期。源頼光と「頼光四天王」渡辺綱・卜部季武・碓井貞光・坂田公時と大江山の鬼 酒呑童子の交流と戦い。
中央にまつろわぬ民を「鬼」と呼び、私欲のために理不尽に排除しようとする藤原道長
まつろわぬ民を「式神」と呼び、使役する安倍晴明。
ただ、平穏な生活を守りたかった山の民の長「朱天」
その板挟みで葛藤する武の棟梁「源頼光」そして坂田公時。
「朱天」や「頼光」の清々しさにくらべ、道長・清明のゲスっぷりがまさに「鬼」
同じ舞台では「童の神」がありますがこちらの方が好みかな・・・
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史・時代・伝記
- 感想投稿日 : 2022年10月16日
- 読了日 : 2022年10月16日
- 本棚登録日 : 2022年10月16日
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