自白の心理学 (岩波新書 新赤版 721)

著者 :
  • 岩波書店 (2001年3月19日発売)
3.71
  • (22)
  • (27)
  • (44)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 331
感想 : 34
5

冤罪の作り方

長時間の隔離と聴取
+ 絶対に犯人であるという取調官の確信
=楽になりたいため、嘘の自白

・・・しかし、自白しても聴取は継続
経緯、状況が説明出来ないという焦り
(そもそも知らないものは話せない)
+やったと自白した以上戻れないという諦め
+状況に合う供述が欲しい取調官による添削
=手探りで状況に合う説明を創作
強力な証拠となり冤罪確定

怖い。
し、なんか会社の仕組みにも同じようなものがある気がする。過去の報告と合わない、とか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年4月19日
読了日 : 2023年4月19日
本棚登録日 : 2023年4月18日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする