人生を「半分」降りる為には……
本著は人生を「半分」降りる為のハウツー本ではなく、あくまでも"50歳"の中島義道の脳内を「半隠遁」をベースにオムニバス形式に念写したかのような内容であった。
本文の形式は、章ごとに複数のキーセンテンスが存在し、それについてのエッセイとしてずんずん進んでゆく。その時には"「半分」降りる"に一切の関係がないように思えるような内容でも、章を読み進めると点と点が繋がるように共通項が見えてくる。このような形式にある種のカタルシスを見出すことができた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年10月27日
- 読了日 : 2022年10月27日
- 本棚登録日 : 2022年10月17日
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