鳴風荘事件 (カッパ・ノベルス 殺人方程式 2)

著者 :
  • 光文社 (1995年5月1日発売)
3.11
  • (2)
  • (12)
  • (60)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 202
感想 : 13
3

長い髪を切られて殺害された美島紗月。友人とともにその現場を訪れた妹、夕海はショックで入院してしまう。そして6年半後、中学時代の同窓生の集まりに訪れた夕海は姉そっくりの姿をしていた…
先日、2時間ドラマを見たので再読。キモとなるトリックはさすがに覚えていたし、ドラマでも同じだったが、人間関係などはドラマの方がだいぶドロドロだった。
館シリーズと比べると地味な話だが、廊下のペンキや髪を切った理由などから犯人を限定していくあたりはしっかり本格している。
しかし携帯電話がなかったり、今ではわりと一般的な現象が作中ではまだよく知られていなかったりして、15年の歳月を感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ日本
感想投稿日 : 2011年9月4日
読了日 : 2011年9月3日
本棚登録日 : 2011年9月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする