函館を舞台にした横溝正史オマージュ。
登場人物が方言でしゃべるので北海道人には親しみが持てるが、そうでない人はちょっと辛いかも。
名家の三人姉妹に一人の美少年、俳句の見立て殺人などはたしかに獄門島チック。しかし愛憎入り混じるドロドロ感はあまりなく、警察の捜査で複雑な人間関係が淡々と明かされるので盛り上がりには欠ける。
犯人の動機はとても擁護できるものではないが、気持ちはよくわかると思った。
唐突なイカ踊りとテロの解説(事件には関係ない)には驚いたが、なかなか面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ日本
- 感想投稿日 : 2020年6月7日
- 読了日 : 2020年6月7日
- 本棚登録日 : 2020年6月7日
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