ヒロシマの14の遺品が語る「さがしています」。
アメリカで生まれ育った詩人が代弁する、あの日広島で一人一人の身に起きたこと。
司令部の鍵は独房のもの。日本人の憲兵もアメリカ人の捕虜も等しく放射線と熱線と爆風にさらされた。
弁当箱、眼鏡、靴、ビー玉、帽子、時計。
著者の「ピカドン」に相当する英語が存在しないということに気づいて課題だと感じたというあとがきが心に残りました。
想像力と意志で二度とこんなさがしものを繰り返さぬようにしなくては。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年11月29日
- 読了日 : 2019年11月29日
- 本棚登録日 : 2019年11月29日
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