「よい材料の噂が出たときに買っておいて、その噂が事実だと確認された時点で売り抜けるということだよ。」
パソコン、金融オペレーション、外債、3つの分野のスペシャリストが協力し、オプション取引で利益を上げようとする作品。問題は、それが自分たちの金ではなく銀行の金である点だ。
本書は1999年に出版された。当時はまだインターネットなど今のように普及されていなかっただろう。にもかかわらず、インターネット(電話回線)を利用した犯罪が書かれているのはすごい。
オペレーション部門は会社のコストセンターであり、まっさきに縮小される話は勉強になる。しっかりした営業のためにもオペレーションは大事にしないといけない。それがわかっていても切られてしまう。営業に比べ、業務は報われない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
その他小説
- 感想投稿日 : 2015年11月8日
- 読了日 : 2015年11月8日
- 本棚登録日 : 2015年11月8日
みんなの感想をみる