「信用取引をして、通貨による決済をするシステムこそが、マネーなのである。」
貨幣について過去の出来事を根拠に考察している本。
貨幣そのものは商品ではない。何かを表しているにすぎない。そして、その貨幣の標準は固定されていない。
難しい本だった。多くの事例が紹介されており、貨幣の歴史はなんとなく分かった気がする。金本位制に無理があったのは理解した。
貨幣そのものに価値があるわけではない、とは分かっている。それでも、貨幣を求めるのはそれが何にでも交換できるからだ。実際に貨幣が授受される必要も本当はない。そこに信頼があれば貨幣現物の引渡さえ求められていないのだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経済
- 感想投稿日 : 2015年2月15日
- 読了日 : 2015年2月15日
- 本棚登録日 : 2015年2月15日
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