中学一年の春休み。「ぼくら」はアラビアンナイトの『アリババと四十人の盗賊』そっくりの体験をした。といっても、盗賊は七人で、「福祉法人七福神」と称し、老人相手に盗みとマルチ商法でもうけている泥棒集団だった。ハイキング先の丹沢の山中で、偶然「七福神」のアジトを発見してしまった「ぼくら」は、かくしてあった盗品の山を、貧しいお年寄りたちにバラまいてしまう。どこか間の抜けた七福神と攻防戦をくり返すうち、両者には奇妙な友情が芽生えはじめてー
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カテゴリ:
青春小説
- 感想投稿日 : 2016年9月25日
- 本棚登録日 : 2016年9月25日
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