睡眠について科学的に説明した本。
偏った結論を導くために強引に話を進めると言うことはなく、バランスがとれた本と感じた。
・8時間の睡眠がバランス良い。
・睡眠は、万能薬である。シェイクスピアはマクベスの中で「睡眠は命の宴の主菜である」と言っている(科学的ではないけれど、昔から知っている人は知っていたと言う話)。
・食事運動睡眠の中で一番大切なのは睡眠。
・ノンレム睡眠が情報を整理し、レム睡眠が情報を統合する。レム睡眠をとれるようにすることが大切。
・アルコールはレム睡眠を妨げる。ぐっすり寝たように思っていても覚えていないだけで、実は何度も起きている。
・アルコールを摂取した後の睡眠は軽く麻酔をかけて寝ている感じ。
・カフェインの半減期は5から7時間。気にしていなくても、半分は残っていれば睡眠への影響は大きい。
・居眠りは、睡眠圧を下げてしまい、その後の本格的な眠りができなくなってしまう。
・部屋の温度は18。3度、小さい電気は消して真っ暗な方が良い睡眠がとれる。
・ADHDと診断される子供のうち、睡眠障害が多く含まれている可能性ある。
・アル中患者が幻覚や妄想を見るのは、脳がレム睡眠を欲しているのにレム睡眠がとれないから。起きているときも夢を見るような状態になる。
多くの内容は、今までも言われてきていることですが、単にダメということではなく根拠があって言っているところが説得力があると感じたし、生活を見直そうと素直に考えた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
健康・生活
- 感想投稿日 : 2020年1月16日
- 読了日 : 2020年1月16日
- 本棚登録日 : 2020年1月16日
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