抱擁、あるいはライスには塩を

著者 :
  • 集英社 (2010年11月5日発売)
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本棚登録 : 2963
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世間とはかけ離れた世界に生きる名家の一族の1960年から2006年までの46年間を描いた物語。 年序列がばらばらで、語り手もその都度違うため、多少複雑なのですが、この構成だからこそ生まれる驚きや痛みがあり、物語がより深く濃いものに仕上がっていると思う。 彼らの閉ざされた世界が、窮屈そうでありながら、とても自由にも感じられ、幸せそうなのにとても淋しそうで、胸に沁み入る物語だった。 好きです、この感じ。いつもの江國さんも好きだけどこれもとても良い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年7月30日
読了日 : 2011年2月25日
本棚登録日 : 2022年7月30日

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