日常の中に潜む恐怖をテーマにした短編集。
ミステリーなんだけど、テロ事件があったすぐ後だったから、さらにリアルな感じがした。
いたって普通に、平凡な毎日を過ごしているからって、
その平和がいつまでも続くなんて保障はどこにもない。
特別誰かから恨まれていたわけでもなく、
ものすごい財産を抱えていたわけでなくとも、
突然どんな被害に遭うかはわからないし、
どんな被害を与えるかだってわからない。
厳重なセキュリティーが、必ずしも家や子供を守るとは限らない。
でもだからと言って、恐怖を怖れていては、暮らしてはいけない。
恐怖に負けないくらいの、強い心を持っていようと思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年2月26日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年2月26日
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