絶対に前作『リライト』を読んでからこちらを。
物語は『リライト』から数ヶ月後、とある一組の夫婦に訪れた危機から始まる。
妻の千秋霞は、一族の女性に代々受け継がれる未来を覗ける手鏡を使い、最愛の息子の死を知ってしまう。
霞はそんな未来を変えるべく奔走するのだが、何の因果か、事態は混沌とする。果たして………。
舞台は『リライト』から少し先の未来ではあるが、それらは、同時系列でもあり、過去でもあり、異なる時間軸でもあり、<今>でもある。『リライト』があるから『リビジョン』があるのか、『リビジョン』があるから『リライト』があるのか。『リライト』と『リビジョン』が互いに作用し合ってるかのような世界。
と、過去と現在と未来が干渉しあって、前作よりもややっこしく、<時間>という概念について禅問答させられてるような感覚もあり、ちょっとしたホラー味もあった。
自分でも何を言ってるのかわからなくなってきたが、それでも面白い!
この世界が、<彼>がどういう結末を迎えるのか気になってしょうがない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年6月5日
- 読了日 : 2023年6月5日
- 本棚登録日 : 2023年6月5日
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