「当然。魔法使いに正気があるとでも?」
静かに燃えさかる炎の前、印を結び、呪文を紡ぐ男ーーーその名は猫屋敷蓮。執り行う儀式は最悪の魔術“呪詛“。己の目的のために人を呪う禁忌に手を染めた猫屋敷の前に、〈協会〉の「魔法使いを罰する魔法使い」が現れる。ーーーーー
小説単品で12冊目。
短編集。数冊おきに短編が出て、各キャラクターにフォーカスしたお話が読めるのは嬉しい。だいぶキャラが増えたのもあり、個人的にちょうどいいタイミングでそのキャラの片鱗を見られるので、その後の本編もスムーズに読めて嬉しい。
今回は、みかんの過去、アディの過去、穂波の過去、猫屋敷の過去にフォーカスした物語。
魔法使いの査定!が一番好きか。みかんちゃんは、登場当初に「可愛い担当」だと思っていたので、ここにきて変化を受容していくスタイルに驚いた。年齢的にも無垢で無邪気、を体現していくんだと思っていたので。変わることに恐れながらそれを飲み込んだみかんちゃんの成長が楽しみになりました。高校生になったみかんちゃんが見たくなってきた……最強では?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
シリーズ - レンタルマギカ
- 感想投稿日 : 2021年6月3日
- 読了日 : 2021年6月3日
- 本棚登録日 : 2010年6月12日
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