ウェディング・ドレス (講談社ノベルス クM- 1)

著者 :
  • 講談社 (2000年6月1日発売)
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本棚登録 : 132
感想 : 25
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ユウ君にプロポーズされた幸せな晩。それはユウ君と祥子の奇妙なドラマの序章だった。結婚式の日を境にすれ違い続ける二人。それぞれがそれぞれの立場で事件を追いかける。二人が再会したとき、不可解なパズルが完成する。
大森望氏の推薦文が凄い。「キャラ立ちなし、蘊蓄なし、洒落た会話も気の利いたジョークもなし。すべてが謎とトリックに奉仕する、体脂肪0パーセントの新本格。」だそうな(笑)

私は本格とか新本格とか難しいことはわからないが、面白いぞ。確かに、ストーリィの素晴らしさが全てというところはある。文章がいいわけでも、キャラに思い入れができるわけでもない。読んでいると気分はパズル。展開の奇妙さに、気がつくと謎解きに首をひねっている。キャラのドラマを読みたい人には不向きだが、別にそんなミステリィばかりでなくてもいいだろう。読んで面白いのが一番。 (2002-03-22)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2011年3月31日
読了日 : 2002年3月22日
本棚登録日 : 2011年2月2日

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