東條英機 「独裁者」を演じた男 (文春新書 1273)

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  • 文藝春秋 (2020年7月20日発売)
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感想 : 22
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単に東條英機の言動をまとめたのではなく、総力戦の指導者として航空戦や国民との信頼関係を重視した彼の一面を中心に描いている。
本書の内容を理解するにはある程度の前提知識が必要となってくると思われるが、通読することでアジア太平洋戦争指導者の筆頭である東條の生涯・実像、ひいては派閥の対立、海軍との駆け引きといった昭和陸軍の軌跡を概観することができるだろう。また、特攻作戦と東條の考え方との間の因果関係、換言すれば、なぜ特攻という愚策が実行に移されたのかを理解することができる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評伝
感想投稿日 : 2022年3月17日
読了日 : 2022年3月17日
本棚登録日 : 2022年2月8日

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