妖しの民と生まれきて

著者 :
  • 講談社 (1998年4月1日発売)
3.80
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本棚登録 : 7
感想 : 4
5

読むに至った経緯
 暇つぶしが電子機器ばかりな状況をマシにするべく、読みたい本を探していたときにピンときて図書館で借りた。彼を説明したネット記事から、生きづらさが封入されてるイイ本なんじゃないかと思ったから。
借りてきた当初は、総合的に堅苦しいッ!って感じて置いたまましていたが「読みたいとこだけ読もう」と気持ちを切り替え、パラパラとページをめくってみた。すると、ググッと引き込まれるフレーズ群が目に飛び込んできたので、そこから読み始めることにした。
そこからは作者の語りの美味さにのせられてホイホイと読んで行けた(といいつつも つまみ食いだが)。この本を好きになれたことは幸せだったと振り返る。
〜〜〜
ひっちゃかめっちゃかな家庭環境に生まれたらしい彼。アダルトチルドレン カルチャー(??)の先人との出合いにワタシ心震えた。心強いというかなんというか、深く刻み込まれるフレーズが複数登場。異端児の伝記っていいもんだね。
戦争体験者の心象風景的部分でもかなりおすすめです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年8月27日
読了日 : 2022年10月17日
本棚登録日 : 2022年8月21日

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