#読書記録 2023.8
#息吹
#テッド・チャン
宇宙船やタイムリープが飛び交ういわゆるSFでなく、現在と地続きのちょっと未来、本当にこんなことあるかも、という物語。
ペット型AIの成長との関わりや、人生全てを動画でライフログ化が可能になった時代の話等が印象に残る。
そうかと思えば量子論の分岐世界と交信できる機器が発明された世界の話で脳をフル回転させられたり。いずれの物語も、そのとき人が取る行動が中核にあって、考えさせられるものばかりだった。
今存在するテクノロジーが進歩してこうなったら、貴方はどうする?と突きつけられる。リアルに想像できる近未来なので、その岐路に立つ自分を容易に想像できて、倫理観や情緒を揺さぶられるよ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年8月27日
- 読了日 : 2023年8月25日
- 本棚登録日 : 2023年8月2日
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