インターネットが世に登場したとき、「オープンな世界だ」としてその可能性の広がりを賛美する声が大きかったけれど、実は今、ものすごい勢いで「パーソナライゼーション」が進んでいる、と指摘する一冊。
「パーソナライゼーション」というのは、グーグルで同じ言葉を検索しても人によって検索結果が違ってくるとか、もっとひらたく言うと、アマゾンの「お客様へのおすすめ商品。」 つまり、あちら側がアナタのためだけに、アナタに合った、アナタが興味を持っている情報を提供すること。一見、アナタは自分の知りたいことを知ることができて満足するように思えるのだけれど、実はアナタの周りにはもっと知らない世界があるということを、知らないまま終わるということでもある。
インターネットの未来を真剣に考えてみないと。
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本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年11月18日
- 読了日 : 2012年6月18日
- 本棚登録日 : 2018年11月18日
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