奇想と微笑: 太宰治傑作選 (光文社文庫 も 18-1)

著者 :
制作 : 森見登美彦 
  • 光文社 (2009年11月10日発売)
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感想 : 91
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森見さんが選んだ太宰治の傑作の数々です。
春休みの家族旅行中にお供にしていたのですが、面白くて、わーっと読めてしまいました。

あっ こんな太宰もいたんだ!って発見があります。『斜陽』とか『人間失格』とかの暗い話よりも、私はこの傑作選に入ってる話のほうが親しみやすいので好みです。「初めての太宰」に良いかもしれないです(´^ω^`)

『失敗園』『カチカチ山』『貨幣』『ロマネスク』『満願』『畜犬談』『親友交歓』『黄村先生言行録』などなど、大好きな話がたくさんできました。

なにより、森見さんの編集後記が良いです。このひと太宰大好きなんだろうなあ、と。

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感想投稿日 : 2012年4月21日
本棚登録日 : 2012年4月19日

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