眼の隠喩: 視線の現象学 (ちくま学芸文庫 タ 29-1)

著者 :
  • 筑摩書房 (2008年12月10日発売)
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本棚登録 : 152
感想 : 4

たいそうおもしろうございました。だがしかし、おもしろいわりにはうまく感想が紡げないという感じ。扱っている個々の物が非常にユニークでありまして(ex,自由の女神、人形の家、カタログ、パノプティコン、写真、肖像、寝台、椅子、都市)、それに付随する形象の変遷(社会状況の変遷)もきれいさっぱり。…どう考えてもこれくらいしか思いつかないから、とりあえず個々の物の歴史は無視して、全体への基調だけでも記そうと思う。

この本は物の形象に刻み込まれた「(集合的な)まなざし」に注目し、物とまなざしからその当時の社会状況、あるいは社会の雰囲気を読んでいる。

以上…。趣味的読み物としてよかったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会学系
感想投稿日 : 2011年8月14日
読了日 : 2011年8月14日
本棚登録日 : 2011年8月10日

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