一目で好きになった。身を包む炎、深紅と琥珀の瞳、何よりその眼差しが綺麗だった。仲良くなりたい、と生まれて間もない茅菜は思った。「こんにちは」とあくまで呑気に自己紹介した。それが、上級魔性・茅菜とラエスリールとの出会いだった。思いの外、この幼い魔性に懐かれてしまったラエスリールが、騒ぎの種になるだろう彼女を連れて浮城を訪れた頃、そこでは衝撃的な事件が起こっていた。
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ファンタジー
- 感想投稿日 : 2007年7月30日
- 本棚登録日 : 2007年7月30日
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