瀧羽麻子作品…6冊目か。
中埜菫という人物を中心に、それぞれ別の人が菫さんについて語っているという短編集。
これを読んでいて思い出したのは、最近ニュースで見た、異才発掘プロジェクトの話。
突出した能力があるが、周囲の環境になじめずに、不登校傾向にある子どものための教育プログラムのプロジェクトです。
このお話の菫さんは何とかかんとか、やってこられてたみたいですが、なかなか才能を発揮させることが出来ずに、埋もれていくことも多いでしょうね。
小説なので疑似的にですが、きょうだい児である妹さんや母の想いも読むことが出来て、面白かったです。
すみれの詩を読んでみたいと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
瀧羽麻子
- 感想投稿日 : 2015年7月19日
- 読了日 : 2015年7月9日
- 本棚登録日 : 2015年7月7日
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