長編というだけで☆5なんですが。慈英(年下画家)×臣(年上刑事)シリーズの、1冊目です。
とにかく、世間からずれまくっている慈英というキャラがまず魅力的。臣さんのほうは、複雑な環境で育って、ちょっと偏っている。身体で相手をなんとか満足させようとするところがある。それはまあありがちながら、そんな彼が刑事っていうところがおもしろい!
崎谷さんは、えっちシーンが、受けがあんあん言っちゃうのが少し苦手なんですが、臣さんのキャラ設定はそれとちょうどそれがちょうどいい感じで、過去のトラウマから脱却できない不安を、なんとか慈英くんが取り除こうとするんだけど、落ち付いているように見えて、こちらは年下で、そういうところが実にうまく描けているんですが、この第一作目は、とにかく他人に無関心だった慈英が臣さんに、ころん、といっちゃう、の巻きです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
BL小説
- 感想投稿日 : 2012年5月19日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年5月19日
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