日本は、妊婦のことは大切にするが、子どもを産んだ「お母さん」の身体はあまりに無頓着だ。
現代の育児というのは、相当の「情報強者」か「経済強者」でないと成り立たない。
虐待をしてしまう親は、社会的に孤立していて助けてくれる人がいない、子ども時代に大人から十分な愛情を与えられなかった、経済不安や夫婦仲など、生活にストレスを感じている
→お母さん自身の育児環境が整っていない
アメリカでは、子どもの教育にお金や時間をかけるとしたら、小学校に入る前の乳幼児期だという定説がある。
これらは学力ではなく、「非認知能力」の向上によるもの。社会性がある、意欲的、忍耐力があるといった、生きていくために必要な能力のこと。
サラリーマンと専業主婦は、1960年から1990年の、日本経済が好調だった時代の産物。日本の伝統ではない。
国が少子化対策に本気で取り組まないのは、票にならないから?
保育園を義務教育化すれば、コスパの高い乳幼児教育の推進と女性の労働力増加につながる。また、一定規模の職場に保育所の併設を義務付ける、などすればいい。
また、保育士への待遇改善のために、税金を投入するべし。保育士になる人の数が増えなければ子どものための教育にならない。
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- 感想投稿日 : 2020年10月6日
- 読了日 : 2020年10月6日
- 本棚登録日 : 2020年10月6日
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