彼氏彼女の事情 1 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社 (1996年1月1日発売)
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本棚登録 : 2789
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全巻読了。すごい漫画を読んでしまった……。表紙のヒロインらしき子かわいいな〜そういえばアニメもやってたな〜なんて軽い気持ちで読み始めたら人間心理の描写がもう漫画というか文学じみていて自分も引きずり込まれそうになるぐらい緻密ですごかった。この漫画の魅力を伝える語彙が足りて無いような気がしてくる。
印象に残ったシーンはたくさんあるけど、特に以下。
「有馬を解放できるのはわたし 誰にもゆずってあげないの それがうれしい」
「生きている苦しみを知っている人は魅力的だ」
「僕は人より不幸だったかもしれないけれどそのぶんだけ深くひとに愛されることとひとを愛することの悦びを学んだ」

この漫画のタイトルが「彼氏彼女の事情」なの、雪野も有馬も二人とも主人公で、常に互いがありきの話になっているからなんだろうな。過程ですごく暗い気持ちにもさせられたのに、読後感がいいの何なんだろう、、すごい漫画。としか言いようがない。また読み直す。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2022年8月14日
読了日 : 2022年8月14日
本棚登録日 : 2022年8月14日

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