落語というものがどうも構成至上主義、
ストーリー至上主義になりつつある。
時代の趨勢ともいえるが
落語とはこうであるという
「べき論」を語るのにこれらの要素が
適しているからである。
泣き所はここだ。
笑わせどころはここだなど
ポイントを抽出して評論したがる。
しかし落語はそもそも省略の文化(再構築する)である。千両みかんを若旦那が食べれたのかどうかは見せてはいけない
ただ、昨今は見せることもある。
観客に想像力を預けない。
簡単に完結してしまう。
確かに落語は文化だが
細かい取捨選択は演者である落語家に任せて
観客はもっと肩肘張らずに見るものなんだと思う。
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- 感想投稿日 : 2016年11月20日
- 読了日 : 2016年11月20日
- 本棚登録日 : 2016年11月20日
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