西海の虎 清正を破った男

著者 :
  • 講談社 (2012年10月19日発売)
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本棚登録 : 26
感想 : 6
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加藤清正と一騎打ちをしたことで有名な木山弾正惟久について書いた本です。

この本では木山弾正が阿蘇家の家臣として島津家と戦い敗れるところから、天草5人衆の客将となり、加藤清正と一騎打ちするところまでが描かれています。

木山弾正の居城である赤井城に島津の大軍が押し寄せたところから話が始まり、ここで木山弾正は妻と子供を逃がすために、城を捨てて、島津軍を蹴散らして中央突破をし、武勇をはせることになります。

しかし、自身は城を捨てた武士ということで、ずっと引け目に感じることがあったようです。この本では、そうした心の葛藤と家族を大事に想う心、そして、家族のバックアップを受けて、再び武士として戦いに挑むさまがよく描かれていました。

↓ ブログも書いています。
http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-8b33.html

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 戦国本
感想投稿日 : 2015年10月17日
読了日 : 2014年8月28日
本棚登録日 : 2015年10月17日

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