きらい

著者 :
  • 解放出版社 (2003年9月1日発売)
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本棚登録 : 27
感想 : 3
3

この絵本を読めるって、よほど子供達との距離が近くないといけないと思うのよ・・・だって、心の絵本だから。

「右の長靴は、左の長靴がきらい」

え?何で?同じようなものじゃん?って思うでしょう。
だけど、その理由が

「負けず嫌いだから」

な・・なるほど、右の長靴が前に行けば、次は必ず左の長靴が前に行くもんね。
野菜達は果物が嫌い。
スイカはフルーツキャンディーが嫌い。
それぞれに言い分があり、それが何となく思春期を迎えた子どもかのような・・そんな感じ。

だから読んであげるなら高学年に!って私は思ってます。
敏感な時期の微妙な気持ちを言い当てているみたいでお互い恥ずかしい・・だから子供達との距離が縮んでから読んで欲しい絵本なのです。

あ!私が勝手にそう思っているだけなので、そんな風に感じない人はバンバン読んじゃってください。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 高学年~
感想投稿日 : 2010年4月11日
読了日 : -
本棚登録日 : 2010年4月11日

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