かつて19世紀末の美術や文学には、男を魅了し、ついには破滅させる数々の魔性の女たちが描かれ、また物語られた。彼女たちは「宿命の女」と総称され、その頂点にサロメの姿があった。描かれた魔性のヒロインたちの系譜を探る331点をカラー図版で再現、伝説のなかに明暗が交錯する情念と官能のドラマを追う。(表紙)
「サロメ=ファムファタル=運命の女」を題材とした絵画と文芸(専ら前者)を論じる一冊。ビアズリー、モロー、ルドンといった19世紀末象徴派はもちろん、16~17世紀のクラーナハやカラヴァッジョの「運命の女」的絵画も収められていて、大満足。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
美術
- 感想投稿日 : 2017年12月25日
- 読了日 : 2017年12月25日
- 本棚登録日 : 2017年12月25日
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